コンビニ店員
コンビニ店員(-てんいん)とは、幾つかの矛盾で構成される職業である。
概要編集
コンビニ店員は法的には接客業であり、コンビニエンスストアでの接客や商品搬入など業務全般を行う作業員の総称となる。日本におけるコンビニエンスストアは24時間営業が基本であり、また防犯上の理由[1]から予備人員を常に置かなければならず慢性的な作業員不足に陥っている。その為全国のコンビニエンスストアでは求人募集の貼り紙が一年中貼られ、常に人手不足を訴えており就業は容易である。 にも関わらずコンビニエンスストアへの勤務は長くても数年、短ければ数日で終わる[2]のが殆どとなっている。これは接客業における大きな矛盾である。
多くの接客業では長期勤務を経て出世していく事が多いが、コンビニエンスストアで店員から店長となるケースは極稀である。これはコンビニエンスストアではフランチャイズオーナーが店長を勤め続けるのが通例になっているためで、店長が不祥事を起こして解任されるなり経営手腕を買われる等で系列店舗へと再配置されない限り出世することはないからである。転職によるキャリアアップが望めない日本において、そのような長期雇用を否定するような業態は誠に矛盾している。
コンビニ店員のスキルに関する矛盾編集
コンビニ店員は上記の通り様々な雑事をこなすため、ズブの素人では仕事にならない。しかしそれはあくまで「一定値」でありプロフェッショナルの技量までは必要とされない、というのも矛盾である。最低限の仕事さえマスターすれば、あとはスキルを磨く必要が無い。レジ打ちや商品管理が出来れば、挨拶が「らっしゃーせー」でも廃棄弁当を勝手に持ち帰ろうと問題はない[要出典]。何事もプロフェッショナルを求め100均雑貨にもハイクオリティを要求する日本人が、なぜこのような中途半端なものを放置するのか誠に疑問である。
コンビニ店員にとって必要なのは「全体に平均的な仕事力」であり、突出した能力は必要とされない。しかしそれ故に交換も容易であり、また突出した能力を求めないと言うことは全能力を平均的にすり減らすということであるため使い捨てに近い状態に陥りやすい。結局コンビニ店員の「誰でもなれるが誰も続かない」という矛盾については、「誰でもなれるから誰も続かない」という結論に落ち着くのかもしれない[要出典]。