亜手時
概要編集
日本語は本来、鬱区椎といわれる言葉をたくさん持っていることで有名である。歯科市、人生経験の少ない若者はそれの蓄積量が少ないので美しい二本語をあまり知らない。そこで若者は自分の知っているカッコイイ言葉を適当な漢字に当てはめることにより言葉のバリエーションを広げることにしたのである。
歴史編集
古くは夏目漱石が若い頃このような言語作成にはまっていたといわれている。彼の開発した亜手時には、沢山(たくさん)・場穴(ばけつ)・ 兎に角(とにかく)・ 浪漫(ろまん)などがある。しかし、昔はそのような言語表記に難色を示す人々も存在していた。若き日の漱石はそれにもめげず自らの作品に亜手時を使い続けた。そのような漱石の努力によって現在では普通に使用されるところまで亜手時の地位が向上した。
現在編集
現在の亜手時は主にルビ派(スイーツ)・連結一文字派(ヤンキー)・漱石派(インテリ)の三つに分けることができる。それぞれによさがあり一概に優劣を決めることはできないとされている。
ルビ派編集
何年か前に、ルビを使用することによって、今まで何の変哲も無かった言葉(主に熟語)がかっこよくなるということが発見された。それを利用してルビにより新しく言葉を作ろうとしているのがルビ派である。ルビ派に属する単語の例として地球・生命・永遠・瞬間・疾風 ・本気 などがあげられる。
- 例文
- 明日は安西黒江の18歳の誕生日です。そこで誕生日プレゼントとしてケーキとコップをあげたいと考えていますので一人500円ずつください。
※注意:例文を声に出して読んだだけでは意味が通らない場合がある。
連結一文字派編集
これまた何年か前に漢字だらけだとなぜか凛々しくなることが発見された。そこでひらがなやカタカタの一文字ごとに漢字を当て、新たな言葉(てか熟語)を制作しようとしているのが連結一文字派である。連結一文字派に属する言葉として夜露死苦・婆七・婆意苦・須弐ー蚊ーなどがあげられる。
- 例文
- 今日は安西黒江の十八歳の誕生日だ。そこで誕生日プレゼントとして刑期と骨負を挙げようと思うから一人伍珀園ずつもってこい。
- 訳
- ルビ派の訳を参照せよ。
※注意:「プレゼント」のように当てはめるべき漢字が見あたらない場合もある。
漱石派編集
この派は所謂懐古派である。その名の通り夏目漱石が開発したような亜手時の雰囲気を壊さないように昇華することによって完成した。漱石派に属する言葉としては出鱈目(でたらめ)・ 滅茶苦茶(めちゃくちゃ)・ 珍紛漢紛(ちんぷんかんぷん)・ 珈琲(コーヒー)・ 目出度い(めでたい)・ 型録(カタログ)・ 出来留(できる)などがあり、いま世の中で市民権を得ているのはこの漱石派である。
漱石派の文はこの社会に普及しているため例文の必要はないだろう。
最近の研究編集
亜手時の存在は今まで近代から発生したといわれていたが、今ではもっぱら古代からあったと言う説が有力である。それは時雨(しぐれ)や土産(みやげ)といった言葉が漢字一字を分解して読んでもそのように読むことが不可能であったことから発生した。いまでは古代の若い貴族たちが自分たちの知っている言葉に適当に漢字を当てて言った結果これらの読みを持った漢字ができたのではないかといわれている。その説が正しければ我々の使っている言葉の20%以上と亜手時という言葉自体が亜手時である主張している学者もいる。 また現在の亜手時三派をごちゃ混ぜに使う人は長らく批判の対象となってきたが、批判するとほとんどの人がこの古代の亜手時を使っているため、自らもごちゃ混ぜにしていると反論されるのでこのような批判はなくなるのではないかといわれている。