石
火としての性質編集
石は、高熱を放ち触れるものを焼き焦がす、火としての性質を有している。
石に火の性質があることは、火山から噴出する高熱のマグマが固まって石になることからも明らかである。
石焼き芋、石焼ビビンバ、瓦そばなどは、石の火としての性質を産業に活用したものである。
「炻」という漢字が存在する。
水としての性質編集
「流れに枕し石に嗽(くちすす)ぐ」という言葉があるように、石は水としての性質も有しており、石を使って口をすすぐこともできる。
また、石油と呼ばれる液体も、石が水としての性質を現した一態様である。
なお、龍安寺石庭は石を使って水の流れを表したものであるとしばしば誤解されるが、石そのものが水なのであるから、単に水で水を表したものに過ぎない。
「沰」という漢字が存在する。
木としての性質編集
太古の地層から化石化した樹木が発見されることがある。
質量保存の法則により、元の樹木と化石化した樹木とは同一といえる。ここから、石には木としての性質もあることがわかる。
つまらない物や人物をさす「木石」という言葉も、木と石とが同じものであることを示したものである。
「柘」という漢字が存在する。
金としての性質編集
石は、金としての性質も有している。
そもそも金は非常に固く、それ自体が石と同様の性質を持つものといえる。
さらに、原始人は切り出した石を金として使用していた。また、鉱物や宝石と呼ばれる石は、売れば金になることが知られている。
「鉐」という漢字が存在する。
その他の性質編集
石をめぐっては次のような現象があることもよく知られている。これらの現象からは、石が火、水、木、金以外の性質も有していることが推測される。今後の研究が待たれるところである。
- 小さな石が大きな岩になり苔が生える現象。
- 睨まれると人間が石になる現象。
- 体の中から石が産出する現象。
関連項目編集
執筆コンテスト 本項は第20回執筆コンテストに出品されました。
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