警鐘
警鐘(けいしょう)とは、古代から現代に至るまで世界中至る所でほぼ年中無休で鳴り続けているとされる鐘である。主に学者、野生動物、地球、過去等が、堕落した現代社会や何事にも無関心な人類へのメッセージとして鳴らしているが、効果は極めて薄く、誰も気にしない。
概要編集
警鐘を世界で初めて鳴らしたのは神であるとされ、人類が自らを崇拝しないことに腹を立てた時に警鐘のアイデアを思いついたという。こうして当時の人類は、神の操り人形である預言者を通じて神の意思を嫌でも思い知らされるようになった。例えば地震や気象変動などが起きれば、これは神からの警告だと考え、自分たちの信心や祈りが足りなかったと気づき反省する。神の思惑は見事に成功したのである。
その後、神に倣って数々の警鐘が鳴らされてきたが、現代社会や自己中心的な多くの人間はそれを聞き入れず堕落の道を歩むことをやめない。地球も警鐘を鳴らしていたことが判明したのはつい最近であることを考えてみると、警鐘があまりに日常的に鳴らされているために、誰に向けてのメッセージかを判別することが困難になりつつあるのもまた事実である。今、どのような警鐘が鳴らされているか知りたければ報道ステーションを見ればいいだろう。
材質編集
一般的な鐘とは異なり、警鐘は音素と無素で構成された高分子化合物によって構成されている。音がなるはずの鐘であるのにも関わらず、我々の耳には音として聞こえない理由はこの材質にある。
警鐘を鳴らす存在の具体例編集
- モーセとユダヤ教のゆかいな信者たち
- 時が経つとともに警鐘の効果は薄れ人々は堕落していく。そこで神は天使を動員して鐘を半永久的に鳴らし、自らへの崇拝を取り戻そうと計画した。神の考えることなので成功したのは言うまでもない。現在神に代わって盛大に鐘を鳴らしているのはモーセが率いたユダヤ教であるといえるだろう。その警鐘にこめられたメッセージが一体何なのかは旧約聖書を見れば嫌でも分かるはずなのでここでは省略する。それでも分からない場合は教会へ出向けば逃げ出したくなるほど丁寧に教えてくれるだろう。
- イエス・キリストとキリスト教のゆかいな信者たち
- 時が経つとともに警鐘の効果は薄れ人々は堕落していく。そこで神は天使を動員して鐘を半永久的に鳴らし、自らへの崇拝を取り戻そうと計画した。神の考えることなので成功したのは言うまでもない。現在神に代わって盛大に鐘を鳴らしているのはイエス・キリストを崇拝するキリスト教といえるだろう。その警鐘にこめられたメッセージが一体何なのかは旧約聖書、新約聖書、コーランのいずれかを見れば嫌でも分かるはずなのでここでは省略する。それでも分からない場合は教会へ出向けば逃げ出したくなるほど丁寧に教えてくれるだろう。
- ムハンマドとイスラム教のゆかいな信者たち
- 時が経つとともに警鐘の効果は薄れ人々は堕落していく。そこで神は天使を動員して鐘を半永久的に鳴らし、自らへの崇拝を取り戻そうと計画した。神の考えることなので成功したのは言うまでもない。現在神に代わって盛大に鐘を鳴らしているのはムハンマドが率いたイスラム教である。その警鐘にこめられたメッセージが一体何なのかはコーランを見れば嫌でも分かるはずなのでここでは省略する。それでも分からない場合はモスクへ出向けば逃げ出したくなるほど丁寧に教えてくれるだろう。
- ローマ帝国とゆかいな考古学者たち
- ヨーロッパ全土を領土とした後、贅沢三昧をして滅びていったがこれは自らを犠牲にして半永久的に現代人へ警鐘を鳴らすという無茶な野望が一つの原因とも言われている。なおこの野望は遺跡の発掘とともに見事に成功しつつあり、画期的な方法だと評価する者も少なくない。
- カール・マルクスとゆかいな同志たち
- (必ず破滅すると彼が予想していた)資本主義社会へ向けて警鐘を鳴らすことを思いつく。マルクスとその仲間と信者は、この警鐘は共産主義が世界中に広まるまで永久に鳴り続けると予想していたが、彼らの鳴らした警鐘は21世紀以降、気がつく者も共感する者も少ない。
- ニーチェとゆかいなニヒリストたち
- 彼も現代社会に警鐘を鳴らすが、あまりに無茶苦茶な方法であったため当初は全く受け入れられなかった。しかしニヒリズムが受け入れられるようになると、次第に彼の鳴らした警鐘に気がつく者も増えたというが、彼らは警鐘を鳴らすという行為そのものに疑問を持つようになることが多いという。
- 野生動物と環境保護団体のゆかいな会員たち
- 近年では、絶滅寸前に追い込まれた野生動物たちは、彼らの意思とは無関係に警鐘を鳴らしていると見なされることが極めて多い。野生動物からの警鐘は主にグリーンピースやシーシェパードといった環境保護団体を経由してメッセージが届けられる。そのため、動植物と会話する術を持たない人々は、メッセージは曲解されている可能性がある、と指摘することもある。