超弦理論
超弦理論(ちょうげんりろん)とは、素粒子の真の正体についての考察を含んだ理論のことである。「素粒子は球状ではなくひも状である」という簡素な理論ではあるものの、名前が厳ついため庶民向きではない[1]。超ひも理論とも言う。
概要編集
大統一理論(GUT)を超越する理論として提唱されたこの理論は、様々な事実歪曲を経て実に難解なものとなってしまった。「それは宇宙の真理を解き明かす最有力の理論である」と物理学者は興奮気味に言うが、一般庶民からすれば「もっと役に立つことを研究してくれ」の一言である。なお、「弦理論」でない理由は超対称性があるからであるという。
ひもの種類編集
この理論によると、全ての素粒子は「閉弦」と「開弦」に分類されるという。閉弦とは閉じたひものことであり、普通の輪ゴムのようなイメージである。また、開弦とは開いたひものことであり、ちょうど切れた輪ゴムのようなイメージである。なお、素粒子の中で重力子だけが閉弦であり、それ故にブレーンに留まることなく自由に移動できるという。 ひもはカラビ・ヤウ多様体という数学的な魔法により成り立っているが数学を専門とする魔法使いでも扱いが難しく意味不明である。 そのせいで教典が少ない。
ちなみに重力子だけがブレーンを移動できるという現象は、重力子という妖精がその特殊能力で異空間航行をおこなっているから、と解釈できる。
ひもの役割編集
素粒子には「振動モード」と呼ばれるモードがある。それは素粒子の落ち着きのなさを示した指標で、ひもが様々な素粒子の振動モードに対応することによって全ての素粒子が一つのひもの振動パターンで表せるという。
ちなみに振動モードに関する理論は、素粒という妖精の個性である、と解釈できる。
種類編集
「Type1」「Type2A」「Type2B」「Heterotic SO(32)」「Heterotic E8×E8」と、全部で5種類もある。これらは互いに双対性[2]を持っており、全て表裏一体な理論である。主な違いはゲージ群[3]の種類と、閉弦の有無である。唯一、必須項目として閉弦を採用しているのがType1である。
なお、いずれの説もこの宇宙が10次元である[4]という仮説を立てている。これは明らかに聞き苦しいものであり、人智の限界とも言えるだろう。