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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「I.Q」の項目を執筆しています。

I.Q(アイキュー)とは、ソニーから発売されたパズルゲーム。作曲家・服部隆之監修。

目次

概要編集

テレビドラマのだめカンタービレ」や映画電車男」など屈指の劇伴を手がけた服部隆之が1997年、パズルゲーム制作の中核を担っていたことはあまり知られていない。

パズルゲームといえばペグ・ソリテール論理パズルなど攻略して解法を記憶してしまうことでリプレイされないものや、出題者の癖や表現上の問題によって制約が生じ解法が簡単に推測されてしまうクロスワードパズルお絵かきロジックなどが挙げられる。しかし「乱数」という新しい数を引っさげて「コンピュータ」が登場したことにより、パズルはより網羅的に際限なく作成されるようになった。したがってコンピュータ上のパズルでは、解答者が記憶に頼ったり出題者の心を読み取ったりする恐れもないため、彼らをただひたすら問題へと集中させることが可能となった。「I.Q」もこうしたパズルのひとつであるかのように作られた。

そこへ口を挟んだのが服部隆之である。三世代そろって日本音楽界の最前線を歩んできた服部は、会議中ずっと疼きつづける芸術家としての血に耐えられなかったのだろう「単にプレイヤーを問題に集中させるのは面白くない」と、場の空気を乱し始めた。

パズルについて編集

プレイヤー前方からリアルタイムで迫るブロックを全て消去するのが目的。プレイヤーの可動範囲は有限であり、ブロックに押し潰されてはいけない。ブロックが転がる床には、プレイヤーが任意のタイミングで発動可能なブロック消去ボムを設置可能であるので、通常のブロックはこれで消去する。黒いブロックはプレイヤー背後の崖から落とすことで消去する。もしボムを使用して消去するとプレイヤーの背後の床が一列崩落してしまう。緑色のブロックはボムで消去すると、任意のタイミングで周囲9マスのブロックを消去できるセカンドボムに変わる(ブロック消去ボムとは独立して使うことができる)。しかしこれは、黒いブロックを消してしまわないように注意深くマス目を読まなくては使えない[1]

要するに、このパズルは冷静にマス目を数えることが必須なのである。そこで服部は自身のフィールドである派手なオーケストラコーラスを用い、プレイヤーを妨害するエネミーを制作。当初はプレイステーション用ソフトとして発売されたが、やはりソニーらしくサウンドのクオリティは非常に高い。表現に富んだ曲調と演奏は、マス目のカウントに少なからず影響を及ぼし、聴き入ってしまったプレイヤーを安らかに押し潰していく。

各ステージのエネミー編集

数々の劇伴でおなじみの服部音楽、つまり派手な管弦楽が全編にわたって展開されている。パズルはステージが進むごとに流れが速くなったりブロックの組み合わせが複雑になるなど少しずつ難解なものへと変化していくが、エネミーはステージごとに大きく性格を変える。外見にほとんど変化のないシンプルなパズルへこれほど派手な音楽を充てる意図は明確である[2]

1ST STAGE「第1の潮流」[3]
行進曲風のエネミー。単純で安定した弦の旋律が、高らかなファンファーレを伴うクライマックスへと着実に導いていく。プレイヤーに対し、イギリス映画のイントロダクションを見ているかのようなワクワク感を与える。
2ND STAGE「黄道」
三拍子系舞曲風エネミー。「第1の潮流」が勇壮なリズムとヴォカリーズで変奏されており、高揚感で思わずプレイヤーキャラの動きがあやふやに。
3RD STAGE「深層」
レクイエム風のエネミー。「第1の潮流」の主題を長い音価で歌うカノンが、8声部に達したところでによって中断される。前のステージとは打って変わって静かで暗いエネミーであり、半音階的に動くトレモロが奏されたりと明らかに気味の悪さを狙っている。
4TH STAGE「勇気と希望」
再び行進曲風のエネミー。陰鬱な前ステージから一転、主題が自由に展開しており、新しく生まれ変わったように晴れやかである。もはやプレイ中のSEが邪魔に思えてしまうぐらい魅了されるため、エネミーはプレイヤーに対して何となく勝ち誇ったような態度である。

※また、プレイヤーの可動範囲が著しく損なわれた場合は新たなエネミー「危機の訪れ」が登場する。

なお何らかの都合により、5TH~8THは上記のエネミーらが再度充てられている。

脚注編集

  1. ^ ここではI.Qに触れたことのない読者が速やかにかつ容易に理解できるよう、「捕獲」だの「キューブ」だの「マーキング」だのと分かりづらい用語を勝手に言い換えた。
  2. ^ エネミーにはゲーム音楽に欠かせない変奏が用いられており、これに気づく程度のプレイヤー、つまり音楽好きは集中力が特に削がれやすい。
  3. ^ 以下、エネミーの名前は、「I.Q & I.Q FINAL オリジナルサウンドトラックアルバム」を参照した。