UnNews:ため息の日 幸福を逃がして世界に幸せを

【2013年2月8日配信】

会場でため息をつく人

今日2月8日はため息の日とされており、これを記念し各地でため息にまつわる催し物が開催されるなか、安西市ではここ数年一風変わった催しが行われている。


2月8日は2がフー、8がハーと溜息の音に通じることからため息の日とされており、今年も全国でため息にちなんだ行事が行われたが、その中でも安西市では、ここ数年「ため息をつくと幸せが逃げる」という迷信から、ため息をつくことで幸福を逃がし世界に幸せを分け与えようと「世界を幸せに 安西市ため息大会」が開催されている。ため息をつくと幸せが逃げるという迷信が広く世間に認知されるようになったのは近年のことだが世間でも信じている人は多く、安西市では広く認知されているこのため息の迷信を利用して数年前から大会を開催し始めたという。

例年市内の人が集まり賑わいを見せるが、今年も会場には思い思いの理由で人々が集まり様々な格好でため息をつく姿が見られた。ブランコに座って大きなため息をついていた黒部さんは去年もこの大会に参加したという。「去年はこの大会に参加してからというもの、次の日に風邪を引いたりして散々でした。でも、これで誰か幸せになってるのかもと思うと悪くはなかったですね。」そういう黒部さんの顔は浮かなかった。「嬉しそうな顔をしていると良いため息が出ないんですよ。気分を落ち込ませないといけないんです。」と語る宇木部さんは毎年参加している常連で、去年会社の人事整理で長年勤めた職を失ったという。「これで今年は良いため息がつけますよ。」と力なく笑う宇木部さんの表情には見事な哀愁が漂っていた。一方で気楽に参加する人たちもいる。今年初めて参加した愛日さんは気楽だ。「普通のところで暗い顔してたら色々言われて、なんか嫌じゃないですか。ここならため息をついても何も言われませんから。」と普段出来ない大きなため息をついて満足げだった。

毎年大会の最後には優勝者が発表されるが、今年も例年通り優秀者なしと発表されると会場は大きなため息に包まれ、会場の人々はうなだれながら解散した。

十大バ科ニュース

この記事は2013年十大バ科ニュースにて第三位を受賞しました。
いや、ただこれを貼っただけなのですが、なにか?